オンライン診療で対応できることとは?利用可能な症状について解説!

公開日:2023/03/01  最終更新日:2023/07/04

自宅にいながら医師の診察を受けられるのがオンライン診療です。コロナ禍の影響で診療の制限が緩和されたこともあって、導入する医療機関もだんだん増えてきましたよね。今後はますます需要が高まることでしょう。そこで今回はオンライン診療でできることや利用できる症状、初診でオンライン診療をする際の注意点などを解説します。

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オンライン診療でできること・できないこと

オンライン診療とは、実際に医療機関に行かなくてもインターネットを利用してスマホやパソコンの画面で医師の診察を受けられる診療方法です。

コロナ禍以降世の中に広く知られることになりましたが、実はオンライン診療自体は1990年代の後半からすでに実施されていました。しかし当時は離島や僻地など、簡単に医療機関を受診できない地域の人に限られていたうえ、オンライン診療で診察できる疾患も制限されていました。

しかし2015年には地域の制限がなくなり、さらに2020年には新型コロナウイルス感染症の流行によって疾患の制限もなくなりました。さらに、以前は初診でオンライン診療を受けることはできませんでしたが、現在は初診からオンライン診療を受けることも可能になっています。

コロナ禍では、医療機関を受診するために外出すると、そのせいで新型コロナウイルス感染症に感染してしまう可能性も高くなります。高齢者や小さな子ども、基礎疾患がある人にとってこれは大変危険なことです。

さらに、医療機関従事者からしても新型コロナウイルス感染症に罹患した患者と直接やりとりをすることは、感染の危険性が高まります。患者と医療機関従事者、双方を守るためにもオンライン診療の導入は重要な課題です。

とはいえ、もちろんすべての患者をオンライン診療で済ませてしまうわけにもいきませんよね。オンライン診療でできること、できないことにはそれぞれどのようなものがあるのでしょうか。

オンライン診療でできること

オンライン診療では、前述したとおり画面越しに医師と患者がやりとりします。そのため、患者に体調や症状を口頭で確認する問診や、患者の顔色や患部を見て確認する視診はほとんど問題なく行うことができます。また、その診断をもとに医薬品を処方することも可能です。

オンライン診療でできないこと

一方、オンライン診療では患者の身体に触れることができません。そのため、実際に身体を触って確認する触診はできないうえ、採血やCTなどの検査もできません。また、患者の身体に直接処置をほどこすガーゼ交換や吸引、吸入、薬の塗布、包帯やガーゼ交換なども不可能です。

オンライン診療を利用できる症状・できない症状

オンライン診療はとても便利なものでメリットも多いですが、やはり症状によって向き不向きがあります。では、オンライン診療を利用できる症状と利用できない症状にはそれぞれどのようなものがあるのでしょうか。

オンライン診療を利用できる症状

症状がある程度安定していて、いつも処方される薬さえ切らさなければ体調に問題がないという場合は、オンライン診療を利用できます。むしろ、わざわざ新型コロナウイルス感染症の感染リスクを冒してまで通院するよりも、オンラインで処方箋を出してもらって薬を受け取れるほうが安心ですよね。

定期的な診療を受けている人はオンライン診療に切り替えても大きな問題はないでしょう。しかし、やはり素人判断で症状を判断するのは危険なので、オンライン診療に切り替えたとしても何回かに一度は実際に外来で医師の診察を受けてもらう必要があります。

オンライン診療を使用できない症状

逆に、急な腹痛や頭痛、医療機関で処置の必要なケガなど、オンライン診療だけでは診断が難しい場合や緊急性が高いと思われる場合は、実際に医療機関に来て受診してもらったほうが安心です。オンライン診療では問診と視診しかできないため、診断の遅れが症状の悪化にもつながりかねません。

オンライン診療による初診の注意点

コロナ禍によるオンライン診療の制限緩和にともない、限定的ではありますが初診でもオンライン診療を受けられるようになりました。患者が初診でオンライン診療を受診する場合、医療機関側としてはどのようなことに注意するべきなのでしょうか。

まず第一に、オンライン診療には適さない症状があることや、症状によって外来に切り替える可能性もあることを患者に説明する必要があります。また、初診の場合は医療機関側に診療記録がないため、なりすましなどを防ぐためにも顔写真つきの身分証明書や被保険者証を提示してもらうことも大切です。

また、診療報酬の点数も対面の場合とオンライン診療の場合では異なるので、最新の情報を確認してミスのないようにしましょう。

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まとめ

コロナ禍において、オンライン診療は患者と医療機関従事者の双方にメリットがある診療方法といえます。とはいえ、オンライン診療には適さない症状や、オンライン診療だからこそ気をつけなければならないこともたくさんあり、便利な分注意も必要です。オンライン診療の長所と短所をそれぞれよく理解して、適切な運用ができるようにしたいですね。

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